部品の製造を行う場合、一般的には数量やコスト、求められる精度等の面で様々な加工方法の中から最適な方法が選定され、加工が行われます。加工方法の選定段階では、先ほど上げた項目はほんの一部で、様々なこと検討する必要があります。
具体的には、
・「使いたい材質の加工ができるか」
・「形状の加工が可能か」
・「数量はどのくらい必要か」
・「指定されている精度はどのくらいか」
などがあげられます。
冷間鍛造研究所(Cold Forging Lab.)が得意とする冷間鍛造による加工では、一般的に鉄、特殊鋼、アルミ等の材質に対して、数mm~数十mm程度のサイズで、月産数万個程度の生産が可能となっており、他工法と比較して月産加工数量が多い部品の製造において、コスト面でのメリットが提供可能となっています。その為、自動車業界をはじめとする量産品の加工方法として採用される傾向にあります。
しかし、冷間鍛造のネックとして考慮しなければならないのが、寸法精度・幾何公差という精度面の部分です。具体的には、百分台の精度は安定して出しずらいされています。その為、”量産品で精度も百分台以下が必要”となると冷間鍛造(Cold Forging)で形状を成形し、自動盤をはじめとする加工機を用いて、精度面を確保することが多いと言えます。この“冷間鍛造+機械加工”による加工は、全てを切削で行うよりもコスト面では優位ですが、すべてを冷間鍛造で成形する場合と比較すると2倍~3倍程度の精度面での違いが発生します。つまり、オール冷間鍛造のニーズは高いと言えます。
そこで、冷間鍛造研究所(Cold Forging Lab.)では、冷間鍛造技術を高めることでオール鍛造化による高精度化の実現を探求してきました。当社の強みとして挙げた金型の内製化に加え、量産メーカーとして機械設備の特徴を理解することで、金型技術と加工ノウハウの両面を活かした提案が可能となっており、他社では難しい±0.01mmの高精度部品の量産加工を実現しています。
寸法精度±0.01mmの高精度冷間鍛造というのは、小ロットの場合には決して難しい精度ではありませんが、当社のように数千個~数十万個の単位で精度を安定させ、加工ができるサプライヤーは稀有であると言え、国内でも有数の高精度冷間鍛造技術であると言えます。
※冷間鍛造研究所では、小ロットであれば±0.01mmまでの寸法公差の精度だしが可能となっています。
冷間鍛造により±0.01mmの高精度量産加工を実現した最新事例
冷間鍛造研究所(Cold Forging Lab.)が提供する高精度冷間鍛造部品について紹介しています。これまで切削加工のみ、もしくは冷間鍛造+切削で加工していたような高精度量産品に対して、オール冷間鍛造化を実現し、リードタイム短縮・コストダウンが可能としました。
こちらでは、冷間鍛造研究所が提供してきた高精度冷間鍛造品を掲載しており、各ページではサイズ、精度、業界、用途、加工におけるポイント等についての詳細を説明していますので、詳しい内容は各ページをご覧ください。