冷間鍛造の加工フローとは?
冷間鍛造品の工程の概略は大きく、試作開発フローと量産フローの2つに分けることができます。
試作開発フローでは、製品図面・部品仕様について確認をした後に、加工フローの提案を行います。
その後、フォーマー成形を行う上で必要となる加工フロー提案(6段のフォーマーでどのような工程で加工するのか)を行い、
そのフローを基に提案された金型の設計・製造という流れとなります。
金型が出来上がった後に、試し打ちとなる試作加工と製品の品質評価が行われます。
このあたりは、切削加工などの他の加工方法と同じプロセスと言え、試作開発フローにおいては、加工フローの提案と金型製作がポイントとなっています。
冷間鍛造研究所が得意とする量産フローとは?
次に、量産フローを紹介します。量産フローでは、試作フローで決定した仕様とその加工プロセスに基づき、量産加工を行います。
その為、初めに来るプロセスが量産金型の製作です。その後、量産加工を行います。ポイントとなるのが量産金型の製作の部分で、
設計図面通りの加工品が実際にできるかどうかは設備と金型の相性によるところが大きく、
金型製造後、量産工程で不良が出ないように調整することも重要です。
細かいメンテナンスは必須と言え、これらを充たすことで、下記のようなニーズに応えることが可能となります。
○冷間鍛造品へのコストダウンや品質向上
○切削加工で行っている量産部品のコストダウン・耐久性向上
○その他、異形状部品の冷間鍛造加工が可能であるか