製品仕様・特徴
材 質 | 鉄 |
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サイズ | 11㎜×13mm×6.3mm |
精度 | ±0.01mm |
業 界 | 自動車 |
用途 | 自動車足回り部品 |
ロット数 | 10万個 |
重量 |
〈製造におけるポイント〉
この製品は、冷間鍛造研究所が得意とするフォーマー成形により加工を行った楕円形状・ツバ付きカラー部品です。
自動車の足回りの部品で、スペーサーとして使用されています。
フォーマー機による加工は、丸棒材を使用しての加工であるということから一般的には、丸形状・円筒形状の加工品が多く、形が丸形状から変わっていくと徐々に難易度があがるとされています。こちらの様な楕円形状も非常に難易度が高い製品形状であると言えます。
一方で、冷間鍛造研究所では異形状の鍛造加工を得意としており、写真の様な楕円形状の加工も高品質での提供が可能となっています。
〈工法転換による効果〉
写真の様な製品の場合、一般的には立型のプレスもしくは切削加工により成形されることがほとんどです。
切削よりも立型のプレス機の方がコスト面を考慮した場合に量産加工に向いており、コストダウンが可能となっています。
しかし、フォーマー機と比較した場合には、一個当たりの成形時間が数秒遅いとされており、こちらの製品のように
月産10万個ともなると、この数秒の差がリードタイムの観点で行くと非常にコストアップ要因となります。
今回は、フォーマー機による冷間圧造成形で製造を行いました。これにより、加工コストをおさえつつ、リードタイム短縮にも成功しました。